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行政相談委員は民間人ですが、私は6年前まで伏見区長をしていました。そういうことで、現場の話をしたいと思います。京都市の中で相談に来るには、いろいろ窓口があります。1つは国の税金のことに関してです。このことについては税務署で受け付けていますが、京都市のそれぞれの区でも税務相談を行っており、また、民事問題などの法律相談も毎週水曜日に受け付けています。行政相談日は月1回、区役所の応接室をお借りして受け付けしています。京都市として市区役所で受け付けたあらゆる相談の合計は、全部で1995年は14万5千件くらいありました。行政相談は、国の役所に関する苦情・意見は多いですが、民事問題についても行政相談として来る場合があります。

今年の秋の行政相談週間の期間中に開催した特設相談所で受け付けた事例を紹介させていただきますと、ホームレスが橋の下で生活しているので、火事になったら困るのでなんとかならないか、というものです。追い出すわけにはいかないので、一時収容所へ案内しました。その後も、日曜日ごとに自転車で見回りをしています。

三宅委員:私は仕事を持っております。税理士です。行政相談所は毎月1回、南区役所、アバンティ(京都駅南野デパート)で開設しています。

ビガノフスキー氏:アバンティのどこで開設しているのですか。

三宅委員:1階入口を入ったところに行政相談コーナーを設けています。

ビガノフスキー氏:お客は買い物で忙しくて相談には来ないのではないのですか。

関根所長:それは逆で、買い物のついでに立ち寄るのです。

ウン氏:行政相談所に税務相談が来ませんか。

三宅委員:税務相談だけでなく、年金相談などいろいろあります

ウン氏:利用者にとってはどのように感じていると思いますか。

三宅委員:役所には行きづらい場合もあるのではないかと思います。

ビガノフスキー氏:法律問題、消費者問題などもあるのですか。

三宅委員:あります。

ビガノフスキー氏:そうして受け付けたものをあっせんするのですね。

鎌田会長:関係行政機関に通知しているのです。

山岡委員:私は、行政相談委員以外に、地域の自治連合会、京都市の市政協力連絡協議会、自治防災会のほか、警察の防犯委員会の会長や支部長を兼任しています。行政相談所は、毎月1回、第1木曜日にお隣の片岡行政相談委員と一緒に中京区役所で行っています。面積7.4ヘクタール、人口9.1万人の区で、京都市の真ん中にある行政区です。

ビガノフスキー氏:1年にどれくらいの相談をうけるのですか。

山岡委員:市政に関する仕事もしていますので、市政協力委員としての件数を含めると年間120件くらいです。難しい相談を受けた場合は、行政監察事務所に知恵を拝借しています。

片岡委員:私はみなさんと少し違う経歴を持っています。三菱銀行に21年間勤務した後、特定郵便局長として22年間勤務しました。現在は行政相談委員が唯一の仕事となりましたが、放送大学や松下政経塾で勉強しています。行政相談所は、毎月1回、第1木曜日に中京区役所で行っています。特定郵便局長時代に地域の人と仲良くなったため、定例相談所だけでなく、例えば病院や

 

 

 

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